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文学・評論 著者別:日本31
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文学・評論 著者別:日本31
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文学・評論 著者別:日本31
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文学・評論
文学:ジャンル別

十二月のひまわり (講談社文庫)


白川道
¥ 600 在庫あり。
★★★★★

十二月のひまわり (講談社...
不可思議な現在の物語に混ざって、過去の記憶がよみがえり、そして謎は氷解して一つになる。そんな5つの短編集です。一寸した伏線が結末に大きく影響したりして、短編としてうまくできていると思いました。 人間関係が少し複雑なのでメモをとりながら読んだ方が、前のページをめくらなくて済むと思います。 表題作も含め、全5編の短編集。いずれも過去の柵と対峙する男たちをハードボイルドに描く作者らしいストーリー。読者にポーンと結末を投げたような話しの落とし方だが、好き嫌いが分かれるところか。次の2編が佳作。 『車券師』。冷めていた過去の憎悪に火が点いたとき、男はすべてを捨てて復讐を誓う。 『達也』。突然「達也」と名乗る男に誘拐される弁護士。車で引き回されるうちに意外な過去を聞かされる。

崩れる日なにおもう〈下〉―病葉流れて〈3〉 (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 630 在庫あり。
★★★★★

崩れる日なにおもう〈下〉―...
この小説で著者は「あらかじめ定められた人生は生きる価値がないか」という問いかけを読者に対して投じている。主人公は、それを自ら実践して証明しようとして、大手の会社を辞め、新しい人生を歩むための修練を積むために敢えて不確定で嘘と策略と欺瞞に満ちた相場の世界に身を投じる。その結果、どうなったかを知るには、この小説の中に身を置く以外にはない。惰性と習慣の中で生きることを余儀なくされている現代人にとって、この小説を読むことによってある種の疑似体験が得られることは間違いない。しかし、そこから何を学ぶかは個々人に委ねられている。作者の次作が大いに期待される。

崩れる日なにおもう〈上〉―病葉流れて〈3〉 (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 630 在庫あり。

崩れる日なにおもう〈上〉―...
・・・

天国への階段〈上〉 (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 680 在庫あり。
★★★★

天国への階段〈上〉 (幻冬...
読みはじめたら、もっと読みたくなってしまう作品です。 最後の母から娘への手紙の表現が素晴らしく、泣きながら読みました。 今でも 読み返しています。 複雑な人間関係が、ますます 読欲をすすめられて 寝不足になる本です。 読み終わった方ならわかりますよ! 物語の前提となるシチュエーションが上手く作られ,緊迫したストーリー展開になっている。殺人犯と刑事,追う側と追われる側の描写が小気味よく切り替えられ,ぐいぐい引き込まれる。そして,どちらも応援したくなる。それもそのはず,この小説の登場人物は皆あきれるほどの善人ばかり。 結末は,余りにも残念。十代の少年・少女だって,もっとましな解決法を考えるのではないだろうか?この小説では,人の命が余りにも軽く扱われているように思われる。他人の命も自分の命も,こんなに簡単に奪って良いものだろうか? という疑問を持ちながらも,とても面白い小説でした。久しぶりに「なんだこりゃ?!」という気分を味わいました。 主人公(柏木)にもその恋人(亜木子)にもまったく思い入れができないまま終わってしまいました。その他の登場人物も思い入れる程深く描かれていないし。 江成...

大人のための嘘のたしなみ (幻冬舎新書)


白川道
¥ 756 在庫あり。
★★★

大人のための嘘のたしなみ ...
「タイトルから想像していたほどの面白みはない」というのが、正直な感想です。 「嘘」をテーマに、恋愛や借金の話、北朝鮮・ライブドア問題まで、色々な話が書かれていますが、「嘘(のたしなみ)」については、新鮮味はありません。 著者の波乱万丈な人生について語られている部分もあるので、著者のファンの人は、違った楽しみ方が出来るかもしれません嘘に関する短いエッセイをたくさん並べたものです。 最初のうちはごく当たり前の意見も多く、退屈なところもありましたが、後半になると常人では考えられない著者の経験に根ざした面白い話が多く、一気に読み進んでしまいました。 特にマスコミが作り上げた常識的な考え方が、実は嘘であるとの指摘には、考えても見なかった視点だけに目から鱗でした。アウトロー作家として有名な白川氏の作品は、その無頼な生き方をベースとした多くの人生経験を有しているだけにとても面白く、期待を持って購入した。 本書は前半部が「嘘」について著者の考えが書かれているが、「嘘も時には必要」のような趣旨のことばかりで、はっきり言って社会人であれば常識的に知っていること(感じていること)で残念ながら特に...

終着駅 (新潮文庫)


白川道
¥ 860 在庫あり。
★★★★

終着駅 (新潮文庫)
ずいぶん前に買ったものの帯に書かれたフレーズがださく感じられ、なかなか読むにはいたりませんでした。 24歳の年齢差、盲目、ヤクザなど設定もこそばゆいし、非現実的だし、でもハマりました。 青春時代に、貞操観念と熱情とを両立させなくてはならなかった世代なので、主人公の惑いにえらく共感してしまいました。 オッサンの純愛小説というのは奇妙かもしれませんが、個人的には次から次にその先を読みたくなる本でした。悪くはないのだが、先の展開が読めてしまい盛り上がりに欠ける。 もう少し意外なラストを期待していた。 新堂冬樹の「忘れ雪」に似た感じがする。純愛ならそのストーリーは愛と感動で終ることを期待するが、ヤクザとしての生き様を強引に重ねたようでしっくりこなかった。 人を愛するのに、過去を振り返ったり清算しようと旅に出るのは結構だが、それで将来の自分の人生を棒に振り、また人を悲しませるのは本末転倒だと思う。終着駅というタイトルと中年のヤクザやさんが出てきた時点で既にラストは読めた感じだった。 使命感?から最後まで読んだがヤクザの世界をとってもスイートに書いていて『???』という感じ。やくざ幹部と、視...

天国への階段〈中〉 (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 680 在庫あり。
★★★★★

天国への階段〈中〉 (幻冬...
(上巻のレビューの続き) 中巻はストーリー展開ももちろんだが、心の揺れの描写が秀逸である。孤独と絶望の淵に追いつめられて復讐を誓った柏木でも、愛情や憎悪を自由にひねり出すことは出来ない。もし彼が、冷酷非情に徹することが出来たのなら、この作品は単なる復習譚に終わっていただろう。しかし、柏木の復習劇は、当初描いていたのとは違う方向に向かっていく。一方で、執念の捜査を続けていた桑田は、事件の全貌をほぼ掴む。また、亜木子抱えていた重大な秘密も明らかになり、先を読まずにいられなくなる展開が連続する中巻である。 (下巻のレビューに続く)父親と牧場、そして最愛の恋人をも奪われ、失意の元に北海道を後にし、上京した柏木圭一郎。26年の歳月がたち、実業家として財をなした柏木は、彼からすべてを奪った江成への復讐劇を開始する。しかし、財をなすために犯した罪が、思わぬ形で追求をうけることになり、柏木自身も追いつめられていく。中巻では、家のために自分を捨てた亜木子を26年たっても恨みきれない柏木と、26年間柏木への罪の意識を持ち続けた亜木子が、絵笛で劇的に再会する。一方桑田らによる捜査が徐々に柏木の元に迫る。2...

病葉流れて (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 720 在庫あり。
★★★★

病葉流れて (幻冬舎文庫)
大学に入学した主人公がギャンブルにのめり込んで行く。 せっかく良い大学に入ったんだから、真面目に勉強して 就職すれば、将来は大企業の部長や取締役くらいには なれたかも知れない。 でも、この主人公はそんな道は選ばなかった。 病葉という言葉が妙に合っている。 作者の自伝的小説と言うだけあって、酒、女、麻雀という 当時の大学生の生活ぶりにはリアリティに富んでいる。 ただ、この作品は主人公が大学に入学してから最初の 夏休みを迎えるまでの期間を書いている。大学に入学 してから麻雀を覚えたのに、わずか数ヵ月後には危な そうな店で、千点千円のレートで筋者やプロ雀士と勝負 するというのは性急すぎるような気がする。 確かにギャンブルの熱気は伝わって来るのだが、少し 書き急いだのではないだろうか。資金の調達も都合良 過ぎる。実際にはこんなに上手くいかないだろう。 青春小説としては秀逸。麻雀を知らなくても楽しめます。出張先で何気なしに手にした一冊だったが、どっぷりはまってしまいました。もともと麻雀好きの私はその主題に惹かれ読みはじめましたが、その麻雀の描写の迫力に引き込まれホテルで深夜まで読みふけっ...

流星たちの宴 (新潮文庫)


白川道
¥ 900 在庫あり。
★★★★

流星たちの宴 (新潮文庫)
あの麗しくもおぞましいバブル時代のさなか、 最もそのバブルに近かった男の話である。 完全に男の夢とロマンティシズムの産物であり そこに感情移入できなければ醒めてしまう語り口でもある。 無味乾燥な世界の住人でありながら、 ネット長者たちがことある毎に夢を語るのは、 どこか自分の生き方にロマンを求めたい男の 共通した性なのだろうか? 横森理香『ぼぎちん』と同じ時期・同じ登場人物が描かれているが 女性の横森が極めて客観的・冷静に事態を見つめているのに対し 男性の白川が主観的に、夢にうなされ、バブルに踊っているのには 滑稽を通り越して悲哀も感じてしまう。 舞台を兜町から六本木に移して、新たなバブルが産まれた昨今、 過去から現在を照らす、再読に値する作品であろう。 相場ものとしては清水一行のものより現実感があり、面白いと思います。もう少し身近な作家としては幸田真音がいますが、彼女は相場の実体を知らないのでしょう、白川氏の説得力の比ではありません。ただ、ニューヨークのブラックマンデーの翌朝の東京市場の展開を読者に任せてしまうのには不満です。雅之が破綻することを暗示させますが、推測せよという...

カットグラス (文春文庫)


白川道
¥ 500 在庫あり。

カットグラス (文春文庫)
・・・

天国への階段〈下〉 (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 680 在庫あり。
★★★★

天国への階段〈下〉 (幻冬...
上巻がよく、中巻で更によく、下巻で少しダレたように思う。柏木をめぐるストーリーは前半でほぼ完結しているのに、駄目押しのようにわかりきったことを描写しすぎていて、やや疲れた。うまく省略すれば、もっとスピード感が増したろうに。反面、丁寧に描きこまれた作品だとも言える。 牧場と純愛と出生の秘密と殺人事件と復讐、というエンターテイメント要素てんこ盛りの良くできた作品だった。長く楽しませてもらった。ありがとう。 ボリュームがあったけど、上中下と三冊一気に読み終えました。大切な人に裏切られた柏木と、最近妻と別れた自分を少し重ねつつ読んでいたのですが、復讐って多分、誰の為にもならないんですよね。復讐を達成しても、そこには失望しか残らないんだろうな。人を恨む気持ちって、多くの人が感じたことがあると思いますが、それはマイナスにしかならないんだと思います。それなら、その気持ちを、見返してやろう、今よりもっと素晴らしい自分になろうって、プラスの力に変えないといけないんですよね。生きていく上で理不尽に思うことも沢山ある。それでも人のせいにしないで、身から出た錆だと思って、自分を磨いていきたいと思います。...

海は涸いていた (新潮文庫)


白川道
¥ 780 在庫あり。
★★★★★

海は涸いていた (新潮文庫)
生い立ちを隠し、異父妹や昔の仲間の幸せのみを祈って静かに暮らす主人公。 そんな男が、皮肉にも昔の仲間との再会をきっかけに事件に巻き込まれ、自分の過去とも交錯をして、大切なものを全て失う危機を迎える。 淡々と半ば世を捨てたような男に、切な人を守るため、かつての激情が蘇る。 しかし、その激情は、かつても、そして今回も男を幸せから遠ざける結果を招くものだった・・・。 敏腕刑事(この刑事もなかなか魅力的な人物に描かれている。情はあるがクールな仕事人)の登場から結末に至るまでは、主人公の「大切な人を守りたい」という愛情や「状況を打開せねば」という焦燥が伝わってきて、一気に読ませる。 ラストは・・・涙なしでは読めない。 力作、一読の価値あり。 ハードボイルド小説が苦手で、そっち系の男が苦手なのに、何となく買ってしまい読んだのですが…。 感動しました。 伊勢を囲む人間関係の濃さ。彼の妹も多くの人に守られましたが、やくざな世界の中で彼もまた守られていたのだと胸が熱くなりました。 警部が伊勢追い詰めていくくだりには、「やめて」と言いそうになり、最後のシーンには涙が出ました。 作中にあった、伊勢の人生の...

崩れる日 なにおもう―病葉流れて〈3〉


白川道
¥ 2,100 在庫あり。
★★★★★

崩れる日 なにおもう―病葉...
麻雀活字をふんだんに使った麻雀小説でグイグイ読ませる。全3巻を通して読むと分かるのだが、実は、素晴らしい青春大河小説なのだ。もちろん、阿佐田哲也と比較する気はないけれど、現代のピカレスクものとしては最高傑作でしょう。主人公の梨田雅之は「流星たちの宴」の主人公と明らかに同一人物。「病葉」3作を読んでから、もう一度「流星」を読む、という愉しみも残されているのだ。さて、この三部作から「流星」までは15年はある。僕はこの空白を埋める梨田の人生が読みたくてたまらないのである。主人公梨田が大阪へ移り住み、普通のサラリーマンを目指したが、やはり長くは続かず、益々マージャンに嵌っていく。さらには先物取引にまで手を出してしまう。しかし数々のギャンブルを通し培った勝負カンで最終的には大成功するが.......。600頁に及ぶ完結編、読み応えあり。

星が降る (新潮文庫)


白川道
¥ 540 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。
★★★★

星が降る (新潮文庫)
日本的な湿り気のあるハードボイルド。泣き所のツボを確実に押さえながら、ボリュームも全体的な印象も、適度な重さで仕上げた作品。読後の衝撃で呆然とするほどではないが、面白く読み終えて満足感に浸ることが出来る。 大衆小説のお手本のような短編集。ちょっとアウトローな生き方のカタルシスに酔うことが出来る。だれか悲しい人物が過去にいて、その悲しみをちょっとだけ晴らしていく。

捲り眩られ降り振られ (幻冬舎文庫)


白川道
¥ 600 在庫あり。
★★★

捲り眩られ降り振られ (幻...
無頼派の代表ともいえる白川道の競輪日記。 それはまさにギャンブル「道」とでも呼ぶべき 美学が満載され、競輪に興味が無くても白川ハード ボイルドが好きならきっとはまると思います。 また、競輪に関するエッセイの合間に、白川夫人である 文芸誌編集長中瀬ゆかり氏の幅広い人脈で実現した ベストセラー作家のリレー競輪エッセイも読めて2倍お得です。 さらに、最後は本格ミステリでもお目にかかれないような ものすごい「オチ」が・・・ 思わずひぇーと叫びそうになってしまいました。

朽ちた花びら―病葉流れて 2 (幻冬舎文庫―病葉流れて)


白川道
¥ 760 在庫あり。

朽ちた花びら―病葉流れて ...
・・・

単騎、千里を走る。


白川道 ヅォウジンジー
¥ 1,260¥ 1
★★★★★

単騎、千里を走る。
映画が先で小説が後、という書籍は星の数ほどありますが、これほどはまっている小説は少ないと思います。高倉健と高田剛一は正しく同一人物です。涙するシーンがいっぱいつまったページに期待してください。欲を言えば、もう少し関羽にもスポットを当ててほしかったです。健さんが、同じ父親として重なる部分があり色々考えさせられました。家族とは何か!健さんが、ちびっ子を、確かめるように抱きかかえるシーンはとても感動しました。

海は涸いていた (新潮ミステリー倶楽部)


白川道
¥ 1,733¥ 1
★★★★★

海は涸いていた (新潮ミス...
生い立ちを隠し、異父や昔の仲間の幸せのみを祈って静かに暮らす主人公。 そんな男が、皮肉にも昔の仲間との再会をきっかけに事件に巻き込まれ、自分の過去とも交錯をして、大切なものを全て失う危機を迎える。 淡々と半ば世を捨てたような男に、大切な人を守るため、かつての激情が蘇る。 しかし、その激情は、かつても、そして今回も男を幸せから遠ざける結果を招くものだった・・・。 敏腕刑事(この刑事もなかなか魅力的な人物に描かれている。情はあるがクールな仕事人)の登場から結末に至るまでは、主人公の「大切な人を守りたい」という愛情や「状況を打開せねば」という焦燥が伝わってきて、一気に読ませる。 ラストは・・・涙なしでは読めない。 力作、一読の価値あり。 ハードボイルド小説が苦手で、そっち系の男が苦手なのに、何となく買ってしまい読んだのですが…。 感動しました。 伊勢を囲む人間関係の濃さ。彼の妹も多くの人に守られましたが、やくざな世界の中で彼もまた守られていたのだと胸が熱くなりました。 警部が伊勢追い詰めていくくだりには、「やめて」と言いそうになり、最後のシーンには涙が出ました。 作中にあった、伊勢の人生の...

流星たちの宴


白川道
¥ 1,785¥ 1
★★★★

流星たちの宴
あの麗しくもおぞましいバブル時代のさなか、 最もそのバブルに近かった男の話である。 完全に男の夢とロマンティシズムの産物であり そこに感情移入できなければ醒めてしまう語り口でもある。 無味乾燥な世界の住人でありながら、 ネット長者たちがことある毎に夢を語るのは、 どこか自分の生き方にロマンを求めたい男の 共通した性なのだろうか? 横森理香『ぼぎちん』と同じ時期・同じ登場人物が描かれているが 女性の横森が極めて客観的・冷静に事態を見つめているのに対し 男性の白川が主観的に、夢にうなされ、バブルに踊っているのには 滑稽を通り越して悲哀も感じてしまう。 舞台を兜町から六本木に移して、新たなバブルが産まれた昨今、 過去から現在を照らす、再読に値する作品であろう。 相場ものとしては清水一行のものより現実感があり、面白いと思います。もう少し身近な作家としては幸田真音がいますが、彼女は相場の実体を知らないのでしょう、白川氏の説得力の比ではありません。ただ、ニューヨークのブラックマンデーの翌朝の東京市場の展開を読者に任せてしまうのには不満です。雅之が破綻することを暗示させますが、推測せよという...

天国への階段〈上〉


白川道
¥ 1,785¥ 1¥ 235
★★★★

天国への階段〈上〉
読みはじめたら、もっと読みたくなってしまう作品です。 最後の母から娘への手紙の表現が素晴らしく、泣きながら読みました。 今でも 読み返しています。 複雑な人間関係が、ますます 読欲をすすめられて 寝不足になる本です。 読み終わった方ならわかりますよ! 物語の前提となるシチュエーションが上手く作られ,緊迫したストーリー展開になっている。殺人犯と刑事,追う側と追われる側の描写が小気味よく切り替えられ,ぐいぐい引き込まれる。そして,どちらも応援したくなる。それもそのはず,この小説の登場人物は皆あきれるほどの善人ばかり。 結末は,余りにも残念。十代の少年・少女だって,もっとましな解決法を考えるのではないだろうか?この小説では,人の命が余りにも軽く扱われているように思われる。他人の命も自分の命も,こんなに簡単に奪って良いものだろうか? という疑問を持ちながらも,とても面白い小説でした。久しぶりに「なんだこりゃ?!」という気分を味わいました。 主人公(柏木)にもその恋人(亜木子)にもまったく思い入れができないまま終わってしまいました。その他の登場人物も思い入れる程深く描かれていないし。 江成...